会社との関係って男女のように、もっとこう、いろいろあるんじゃないでしょうか
突然ですが、僕はナリです。
このブログ、「アジアのひかり」は、決して振興宗教ではございません。
アジアの希望を語っていこうじゃないか、酒でもやって、魚を焼こうじゃないかという、ついでパソコンなんか炙ってしまえという、画期的、あるいは模範的?なブログなのです。
今日はたまごの営業回り、ということで色々調べながら話してきました。
もうね、僕は今断食2日目なんですけど、デパ地下の食品売り場はそりゃあ
誘惑地獄でした。ちょ、試食ススメないでよおばちゃん(泣)
バイヤーさまとの商談で、
「有機JAS認証」がめちゃくちゃ欲しい!平飼いたまごは売れ筋固定化されてるから要らない!
と言われ、
よっしゃわかった!じゃあ有機JAS認証検討しちゃるわ!そんかし、いい感じで買ってくださいね!
よっしゃ見積もりもってこい!
ってな感じで商談終わり。
ソッコーで高知で卵生産している(てゆーか前職)会社に電話。
僕 「社長、今いいですか?!」
社長「かまんよ」(だいたいこう言ってくれる!)
僕「有機JAS認証取りましょう。調べたところによると〜〜〜かくかくしかじか」
社長「なるほど、わかった。取れるならやるから進めてみいや。ところで、明日の午後、時間ある?」
僕「(おいおいアッサリやなあ)あると思いますけど、何か?」
社長「社員の個人面談するから、餌のスペシャルオブザーバーで参加してくれん?」
僕「そらぁーまた、ずいぶんと偉そうな身分ですね」
ていうか、何。何の立場なんだ僕は。
一応、退職証明書も区役所に出して国保の身分ですよこっちは!
にも関わらず!!
電話するたびにブログの感想言ってくれるのは本当にありがたい(笑)
社長「前職の社長にこんなん言われましたって、ネタになるろ?」
僕「社長、マジわかってますね」
そしてそのあとは、知人のご紹介(お情け?)で、
WEBマーケティングの会社で面談。
とても共感できる理念をお持ちで、働いてみたいのですが、
なにせ未経験者。合否の連絡がドキドキです。
ぜひ働きたいのには理由があって、
面接きてくれた社長「理念とスキルがあれば、週3日程度でも正社員で構わない。そういう仲間も探しているし、外で仕事している人たちの繋がりで何かできればと思っています。」
僕「うわ、地方や途上国でWEBマーケティング人材育ててみたいです。それもプロジェクトのコンテンツになります。」
面接きてくれた社長「じゃあ、月100時間ぐらいでお願いします。覚えてしまえば、在宅でいいので。」
僕「月100時間!?自由すぎる・・・!!ぜひやってみたいです!」
なんか、もう、いろいろですよね。
ポジショントークですけどね。
正社員だけが会社との関係じゃないと思います。
男女関係だっていろいろな形があるじゃないですか。いわゆる真っ当でピュアな交際ばかりじゃないんですよ!ええ・・・いろいろありますとも・・・!!
男女関係だけじゃない!!むしろ、男女なら枕を交わす夜もあるでしょう!
枕の交わし方だって色々ですよ!!枕を濡らしてばっかりいるんじゃないですよ!そんな人は立石でいっぱい飲ってきなさい!ていうか、私を呼びなさい!ヒールでそんな思い出踏みつぶしてやるわよ!!
って違う違う。えーとですね、よく聞く「正社員で働け」という言葉は、それ以外の道を潰しているわけですね。
でも、出会いの数が選択肢をつくり、行動した数が自分の輪郭をつくっていくような感じがします。正社員で働くのは手段の1つに過ぎません。
男女のように、いろいろ経験してから本当に求める相手と出会えたりしませんかね。
まあ、
僕は、
まだ出会えてないんですけどね!!
あー、泣けますわ。泣かないけど。
なんで僕がこんなことを思い、こんなポジションになっていったのかはこちらです。
お仕事整理したプロフィールはこちらです!
終わりです。
変哲のない退屈な日々を過ごすのに、東京はもってこい
朝6時、起床。高知での生活で、嫌でも目がさめるようになった。
しかし、起きても何もない。
朝日の爽やかさはぬるい排気ガスに包まれ、
ビルの照り返しが暴力的に襲いかかってくる。
夜に冷えた空気が朝日で温められるようなことはなく、
湿気と熱気は、いつも憮然とした門番のように東京の至るところでこちらをじっと見ている。
9時頃に家を出る。いつも景色が変わらない。
同じ電車に乗る女の子は服装までもが昨日と一緒だった。
昨日と違っていたのは、イヤホンから漏れていたのが
ヴァンヘイレンと言うハードロックバンドで、
その女の子はアイスランドの人たちがメタルロックにハマるのも多少理解できると言う風な顔を装っていた。
街に出ると、毎日、建物は変わらずそこにあった。
見る景色といえば季節感のないビルぐらいで、季節を感じるのは、もはや道端に生えている雑草ぐらいなものだ。
ここまで刺激のない街ってあるだろうか。
致命的なのは、道行く人々の表情が、なんというか、生きていなかった。
有楽町駅の綺麗なビジネス街を早歩きする人たちと、駅ナカのゲームセンターでスーツ着て遊んでる人たちがあまり変わらないように思えた。
こんな中で個人ブログのネタを探そうなんて冗談じゃない。何の変哲もない。
そびえ立つけやきの木を見て、一本の幹で伸びるより、
枝葉が多い方が樹は太くなるんだな、と思う人が少しでもいてくれるだろうか。
私が色んな仕事をする理由を、少しでも感じてくれるだろうか。
ないない主張と言ってしまえばそれまでだが、やはり自然と繋がっているのは重要だと思う。
自然の中には、同じ瞬間は二度となく、次の瞬間には変化している。
東京の方が時の流れが速いが、自然の中での変化の方が圧倒的に速い。
思うに、この変化の連続が、感動したり創造したりする源泉なのだと思う。
そういえば、学生時代に勉強していた発達心理学の本で、興味深い記述があった。
ジーニアス(天才)と呼ばれる人たち300人の生い立ちを研究した本だ。
「福祉」で提供する教育とは、学校で学習するような学問的知識などではなく、創造性、人間として生きる力を育むことを指す。一緒に、自然環境に子どもが触れ、創造性が育まれることに関しては、イディス・コップの研究が詳しい。
彼女の研究によると、非凡な才能(ジーニアス)とは、生来のものではなく個人が獲得するものであり、自然の「解釈」を意味の上では未知なものにまで広げて行うことであるしている。イディス・コップは、約300人のジーニアスと呼ばれた人たちを研究し、彼らは想像力の力と衝動を蘇らせるために源泉として戻っていくのは、2つとない形の、そして動的な自然との関係を実感した経験であると、ジーニアスと呼ばれる人たちは述べている。特に、子ども時代は自然の世界を強い喚起力を持って感じ、次々と変化する動的な関係によって自然と常につながっている感覚を知性ではなく、直観として理解するようである。
生きるための力とは、たとえば養魚が小さいのはなぜか、どうして野菜の収穫が少なかったのかなどを食卓で話し合うことにより、人とのコミュニケーション、考える力を養うことである。
そして、季節によって起こった色んな変化や出来事がここにはないのだ、求めるなら自分で動くしかない。なんとおかしな話だろうか。
と思いながら、やはり電車はありがたいと思い、帰路につく。
よくわからないが、「DSP」という広告ネットワークを仕事で扱うことになった。帰りに関連の書籍を買う、電車で読む。新しいことを始める時、かすかに自分の心が浮き立つ。
しかしふと空を見上げれど何もないので、週末は誰かと房総半島にでも行きたい気分です。
東南アジアの有機農業をぶっちゃけトーク②〜タイ、ラオス、カンボジアの農村を歩く〜
「He—y, しんちゃん!」
「サワディッカー!ボス!」(おはよう、お父さん)
2013年9月、僕は卒論調査のため、タイの東北部で受け入れてくれたChala夫妻(仮名)の農場に居て、有機農業をしていた。
(前回の記事はこちら)
僕はなぜか「しんちゃん」と呼ばれ(その人に似ているらしい)、Chala夫妻に慣れないタイ語とChiraさんの通訳に助けられ、ヒアリングをしていた。
タイ東北部の「ある農場」とはどんなところか
Chala農場は、4haの土地で、家畜を含め実に多くの作物栽培が行われている。
コメを中心として、田んぼの近くに作った5つの池にはナマズやエビを養殖。
さらに、空いている土地ではトマト、唐辛子、ナス、白ナス等の野菜や、パパイヤ、バナナ、レモン、パッキム等の果物も栽培されている。
また、ビニールハウスの中で4,000本のキノコ類が栽培されており、魚とコメに並ぶ重要な収入源となっている。
家畜としては、豚が5頭、鶏が10頭以上、犬(食用でない)8匹が飼育されている。Chala農場は、非常に多品種の作物を扱うことで不作時のリスク回避および収入の安定化を図っている。たとえば、2013年は雨水が少なかったためコメの収量が減ったが、減少分を補うためにキノコ栽培を始めた・・・。
(自身の論文より抜粋)
という、
なんつーダイナミックな農場なんだ!
と、しょっぱな面食らいました。
なんせ、一番の出費が魚の「稚魚と餌代」だって言うんだから、
まさに「百姓だ!」ってなもんですよ。
僕「なんでこんなにたくさんの品種や作物があるんですか?」
ボス「この辺は雨が降らなかったり、気温が暑すぎたりするからね。病気で全滅しないように、リスクを回避するためさ」
僕「そもそも、どうしてこんな手の込んだ有機農業を始めたんですか?」
ボス「以前、近代農業で農薬使ってたら病気になっちゃったんだ。それ以来、健康のために無農薬でやってるよ。今はピンピンさ!」
—途上国と呼ばれる国の農村部では、昔は安い粗悪な農薬を、装備もなしに使用していた。もちろん、知識などなく、メーカーや卸しもそれを伝えなかった。一応、年々農薬被害による死亡件数は減っている…—
(自身の卒論より抜粋)
農場の写真
① 稼ぎ頭の養殖用の池
なんと、水をろ過する装置もありました。
この養殖池は全部で4つあり、年に3~4回、一回につき3tぐらい獲れるそうです。マジか。ていうか、よくもまあこんなに掘りましたね!
② 少量多品種な野菜たち
すみません、これしか画像が残っていません。(泣)
そこら辺に果物がなっていたりするので、歩きながらパクパク食べてました。
やはり、畑の周りの雑草はある程度とっており、
それは大変な労力だったのだと、今の僕にはわかります。
③ 稼ぎルーキーのキノコたち
その数、なんと4000本!!
しかも、注目すべきはそのサイクルの早さ。5日ごとに5kgの収穫があり、最初だけ世話すれば3か月ぐらいは伸びっぱなしです。
まさに、忙しい有機農家の味方!しかもどんな料理にも合う万能キノコや、あんた!
バンコク市内では食べられない!?獲れたての新鮮ご飯!
ンマー、ほんと、居候の身で図々しいなと思いつつも、
毎日がっつりいただきました、ご飯。
だって、太陽があまりにも爽やかだったから、
いや、池の水面を風が撫でていたから、
違う!
あまりにも!美味しすぎたから!
ンマー!!
「ご飯にするから、野菜を採っていこう」と、獲れたて野菜のスープ!?
自然の甘みが半端なく、染み渡るキノコエキスに、酸味のある魚醤で仕上げればおかわり無限地獄の極上スープ!そこに唐辛子のスパイシーさがたまらんのです!
(私、今、断食中にこんな記事を書いている)
日本のイサキのような魚でしょうか。塩焼きの身がしっとりとしているのに、プリっぷりなんです!わかりますか、この矛盾。本当に美味しいお魚は、矛盾を孕んでいるのです。
(私、今、断食中でお腹が空いている)
そして、主食はなんと、もち米(カオニャ)!!
ジャスミンライスみたいなパサパサした米はあまり食べませんでした。
このカオニャを、手でこねて、こねながらスープを飲み、こねながら魚を突き、
もっちりしてきたら口に入れてよく噛む。モッチモチ。
ハマる。このモチモチ感。いくらでも食べられる。
(私、今、断食中にモチモチとか言ってるの。やってられるか!!)
総じて、Chala農場は生態系が循環する素晴らしい農場でした。
今の僕が行ったら、また一段と深く感動するでしょう。
ちなみに、ヒアリングの結果はもちろん、いい感じの所得となっております。
でも、それってChala夫妻だけじゃないの・・・・?
と思いましたが、違いました。実は、この地域の販路にも工夫があったのです!!
次回は「タイ農村部の有機農産物を支えるグリーンマーケットの真実に迫る!」です。
p.s.
ちなみに、このテーマの卒論は、ご連絡くだされば送ります。
個人情報があるので、絶対に、第三者に渡さないように気をつけてください。
【連絡先】
nari.kasuya.hikariアットマークgmail.com
東京にいながら野菜を育てられる?「Ragri」サービスって従来の有機野菜の宅配とどう違うの?【随時更新】【注文編】
どもどーも、断食中のなりです。
最近、東京の夏夜はガード下のビールと冷奴さんが合う空気でやんすね。
まあ、僕は断食中なので飲めないんですけどね。
婚活パーティでは「高知」と「断食」に突っ込まれまくりました。
いやいや、そこ話したいわけじゃないんだけど、いいけどサ・・・。
婚活パーティの顛末は、別記事にて書きたいところですが、
今日は!!それよりも!!
近頃話題ですね、「Ragri」
楽天が農業法人テレファームを買収したのでしょうか。
楽天株式会社: 楽天とテレファーム、地域支援型農業(CSA)サービス「Ragri」を開始 | ニュース
生産者としては、前払いは本当にありがたいの応援したいです!!
もうね、作物が育つまでに、
種を買い、肥料を買い、人を雇い、
とにかくコストがかかるのですが、それを前払いしなきゃならんのです。。。
で、それを立て替えてくれるのが、同じみ「JA」なんですけど、
結局立て替えているので、負債であることに変わりはないんですよね。
だから、このサービスが出た時に、
「四国の農家さんが前払いのコスト減らせて、もっと良い作物作れたらいいな!」
と、前々から思っていました。
しかし、同時に思っていたのです。
農家さん、これ、レスする暇あるのでしょうか?
作業中はPCとかスマホは使わないので、結構手間だなあと思っていたのです。
さて、楽天さんはどのようなコミュニケーションをしてくれるのでしょうか!!
使い方はいたってシンプルです。
①野菜と生産者を選んで金を払う
②育てるゲームをする
③届いたら食べる
その他詳しい説明は、Ragriサイトをご覧ください。
ちなみに、注文するとき、生産者のメッセージ動画が見れます。
えー、これに関してですね、思いました。
①メッセージ動画で生産者がなんか棒立ちしてPRしてる
僕は、正直言うと動画をすっ飛ばしました。
やっぱり、似たり寄ったりの説明になるんですよね。
甘みのある〜、肉厚の〜、シャキシャキした〜、etc....説明文、まんま話してました、、、。
だから、動画見るの飽きちゃいました。すっ飛ばしちゃう。
PRの内容は、販売者が頭ひねって作れば良いと思います。
僕は、もっと、生産者の作業風景が見たいんです。
どんな仕事場で作業しているのか、野菜と接しているときの生産者の表情など。
もっと言うと、圃場それ自体が農家さんのプレゼンテーションだと思います。
雑草を取り、肥料をまき、水をやるプロセス、
そして収穫前のピンと生え揃った野菜を見ると、
おお、この人に作ってもらいたい!!と思います。
ちなみに、種を植えてくれたときの生産者コメントが、全員同じテンプレですが、
今後の成長記録がどうなるのか楽しみであります。
②野菜を育てるゲームがとてもシンプルすぎる
楽天のみなさま、すみません。
断食中で殺気立っているわけではないんです。
でも、だって、農業はそんな単純じゃないです(泣)
現地の天候や土壌の質、肥料の種類、水やりの時間、雑草を取るコスト、などなど
ゲームに反映させても良いんじゃないかと思います。
だって、肥料、水やり、雑草取り、一回やったら最適になってしまいました。もちろん、成長段階で変わるのでしょう。
おそらく、成長の経過とともにまた状況が変化するのでしょうが、
そのパラメーターも欲しいところですね。
特定の状態になったら、農家さんから「こうした方がいいよ!」メッセージが飛んでくる、みたいな。
③有機野菜としては普通の値段で買えます
野菜なら、平均2000円前後で最低6袋〜届きます。シミュレーションゲームの成績に応じて、届く有機野菜の数が違うようです!
しかし、どの程度バーチャルとリアルが連動しているのかは、教えてもらえません(泣)
届いてからのお楽しみなんでしょうか。もし、最低保証の数だけとなると、だいぶ高値になります。
まだ注文してちょこっとゲームをしただけですが、
ちょっと放置になりそうな予感しかしないですね・・・。
子供と一緒に遊んで勉強になるといった要素もありませんので、
今後の成長記録が送られてくることに期待です!!
あと、最低保証の数に減るぐらいなら、
別の品種でもいいので、その畑にある他の野菜を代わりに詰めてくれるとかしてくれないでしょうか。
ITのコンテンツ作成でどこまでコミュニケーションできるのか、今後が楽しみなサービスです!
成長が気になってついつい見ちゃうのでしょうか!芽が出てきて、ちゃんと育つかハラハラするのでしょう!!
何か変化があったりしたら、随時更新します。
次は、「届いて食べてみた編」です!
②東京から高知、東南アジアに至るまでの話〜ズブの素人がなぜか高知で農業デビュー〜
「粕谷くん、まずは、高知の四万十町でニラを栽培してもらう」
前回の出会いの後、正式に入社した直後の指令だった。
ニラ?ニラか・・・。
全く想像がつかない。だいたい、仕事で農業をやろうなんて、それまでの人生で一度も思ったことがないのだ。勉強のためにちょこっと田植えをした程度ならある。
何しろズブのど素人だった僕は、そんな少ない経験で農業をわかったつもりになり、距離を置いていたのだ。
「とはいえ、まだ23歳だし、体力も多少はあるつもりだ。単純作業も多そうだし、何とかなるだろう・・・」
大バカ者の僕は、そんな甘い考えを抱いており、そして、
見事バッキバキにしっぺ返しを食らうのでした。
①身体の使い方の大事さ
朝6時、現場の先輩社員方とニラの刈り取りから始まりました。もちろん、初めての経験です。
眠い目をこすり、慣れない鎌を使いながら、約6kg前後のニラが詰まったコンテナを2個ずつ軽トラに乗せていく作業。
その後、刈り取ったニラを選別して出荷し、
刈り取った後のニラに肥料を撒き、水をやり、
観察し、病気があれば農薬を撒き、すきあらば草を抜き、
季節ごとに環境が変悪のでハウスのビニールを張ったり、
植え替えのために肥料を巻いた土をトラクターで叩き、畝を立て、
マルチと呼ばれる雑草除けを畝の上に敷いていく・・・etc...。
正直、まいりました!!(笑)
自分が知っていた農業なんて、ごくごくほんの一部でした!本当スンマセン!
「若いから大丈夫です!」などと息巻いていられたのも束の間。
東京のデスクワークですっかり衰えていた肉体は、
速く作業をこなそうとして容易に悲鳴をあげ、すぐに腰痛が爆発したのでした。
そう、農作業は単純作業が多いゆえに、
いかに効率的に、無理無駄ムラをなくしていくのかが超重要なのです。
(もちろん、受け☆売り)
60代の作業員のおじさまの方が、動きがシャカシャカしてなくてゆったりなのに、それでいて僕より2倍速いのです。
製造業も初体験な僕は、そのおじさまと先輩方に
痛めない身体の使い方や、作業の基準、歩く動作や手を添える位置などの細かいところまで教わり(叩き込まれ)ました。
そして、夜は地元の接骨院に行くのです。
「腰が痛いんですけど・・・」
「あー、君は腰よりも首から歪んじゃってるねえ。姿勢が悪い生活が続いたんやろね。60代みたいな身体のラインになってるから強めに矯正するわ。絶対に力入れんなよ。いくで。」
「え?」
「ハッッ!!」
「グゴきっ」(僕の首の頚椎がねじれた音)
「ぶはあーっ、はあ、はあっ・・・(死ぬかと思った・・・)」
「はい、次。」
「マジすか!?」
しかしマジで治ったのでオススメです。味元接骨院♪
(しまった、腰の話長すぎた。)
特に、スポーツの経験がない人は、
自分の身体との対話を大事にしましょう。
②全ての「なぜ」がそこにある一次産業
一次産業の本当の面白さといえば、ここにあると思います。
「ニラを生で食べてごらんよ」
「ええ〜、生のニラなんて、エグくて食えたもんじゃないですよ。」
「いーから」
まあ、甘いんですよねこれが。
なぜ甘くなるのか?を突き詰めていくと、
硝酸態窒素とアミノ酸の含有量など、植物生理学や土壌も関係してきます。
これが加工場や飲食店だと、えー不思議〜、で終わってしまいます。
もしくは、もっともらしい説明でなんとなく納得したフリをするでしょう。
農業の現場ではそれができません。
目の前で全ての現象が起こっているのです。
刈り取りの時間か?
肥料成分か?だとしたら、なぜ今の肥料を使う必要があるのか?自分で作れないか?
土壌の微生物の種類か?
水はけが関係するのか?
これらの仮説を、実際に確かめることができてしまう。
なぜなら、あらゆる原素材と現象がそこにあるからです。
うちの会社は循環型の手法を用いていたので、
肥料やら飼料やらの原材料も自分たちで調達して作れます。
これだけ聞くと面白そうですが、逆に言うと、言い訳して思考停止する余地がないんですね。
今まで、決められた答えや仕組みの中で仕事をするのに慣れてしまっていると、ちょっとしんどいと思います。
僕も、何回も「なぜこれはこうなっているのか?」を問い、問われ
見当はずれなこともして怒られながらやってきました(笑)
人手と時間がないんだよー!と言いつつも、毎日コツコツ調べることはできちゃう。
でも、だからこそ湧き出てくる疑問に一つ一つ向き合ってこれました。
素人と循環型農業の組み合わせは、実はとても相性が良かったのではないかと、今では思います。
そして、そんな僕の知らなかった世界が、高知ではありふれていたのです。
手付かずで、いろんな未知の可能性がって、新しい発見の連続でした。
③あらゆる多様な素材が、日常をクリエティブにする
もうね、そこらへんにいろんな原素材が溢れてるわけですよ!
組み合わせ次第で、いくらでも日常はクリエイティブになります!
予想のつかない日々は、ずっと僕の財産です。
↑池田勇人さんが取材に来てくれるってんで、畑にソファ持ってきて土鍋でTKGかっ喰らいましたわ!
↑自分でひょうたん作って明かり灯してんじゃないわよ!おしゃれか!
↑須崎で早咲きする雪割れ桜。ひょうたんとコラボしてんじゃないわよ!おしゃれか!
↑海が近すぎるので黒鯛釣ったわ!どーやってさばくんだ!?初体験でしょ、普通(笑)
とりあえず、炙るか!
スマガツオも炙っとくか!
イノシシの肩ももらったから、熟成肉にして炙っとくか!
炙るついでに、もらったブリをしゃぶしゃぶして、釣ったカサゴ揚げとくか!
鹿の足2本もらったけど腐っちゃうから、ローストにして保存しとくか!!
名物の土佐文旦も、絞っとくか!
何?ここらでドブロク(違法酒)作ってるって?
さっき会ったお遍路少年と一緒に飲むか!
えー、まあ、高知の田舎での最初の日々、
このようにして過ぎ去って行きました。
(勝手に写真に載ってるみなさん、諦めてください。)
次回は、いよいよ「ニラの次は卵の生産!?養鶏農家に目覚める」(いつも通り仮)です。
読んでくだすって、毎度おおきにです。
過去記事はこちら↓
東南アジアの有機農業をぶっちゃけトーク①〜タイ、ラオス、カンボジアの農村を歩く〜
どうも、なりです。
実は、3年前にタイトル通りのトークイベントを企画したことがあります。
(東南アジア 有機農業 で検索すると今でも出てくる。)
「パクチーハウス東京」と言う飲食店で、述べ14人ぐらい?が参加してくれました。
今日は、その時のお話を少しだけ公開したいと思います。
なんたって、ボリュームがありすぎるのです・・・。
コンテンツの量に対して、僕の生産性が全く追いつきません(泣)
卒論の参考文献が少なすぎて絶望の日々
「まいったなあ。先行研究が少なくてお話にならない。終わんねーよこりゃ・・・」
2013年9月、僕は「有機農業は東南アジア農村部の貧困削減になるのか?」というテーマで卒論を書いていました。
スケジュールを考えると、そろそろ先行研究のまとめに入り、論理の展開と検証に入る段階・・・が、データが古すぎたり、あっても近代農業がテーマのものばかりで、絶望していたのでした。
僕は友人に相談していました。
「どうしたらいいと思う?糸口が見えないんだ。」
「あー、私がNGOのインターンで行ってた有機農場があるけど、そこまでの研究はしていないなあ。力になれなくてごめん。」
「いや、いいんだ。こんなにも文献が乏しいテーマだとは、読みが甘かっ・・・。
待って、君、どこにインターンに行ってたの?」
「うん。タイの東北部の、有機農家さんのとこ」
「それ!もっと聞かせてくれる!?」
航空券を買い、タイ東北部へ渡る
気がつくと、僕はバンコクのバスターミナルから東北部のコーンケーンの「ポン」と言う地域に向かっていました。
英語が全く通じないので、タイ語の翻訳本を片手にたどり着いた僕を迎えてくれたのが
(左)Chiraさん (ポン在住35歳女性 独身)でした。右の人は既婚者です。
友人がインターンのつてで教えてくれた、日本語が話せるタイ人女性です。
高級飲食店やいろんなところで働きまくって稼ぎまくっていた、
高知のはちきん女性もびっくりのスーパーウーマン。
「タイは怖いところだから!心配したよ!」
「ありがとう!お世話になります!これお土産!(確か、海苔とかだった)」
異国の若造を受け入れてくれた有機農家さん
今考えてみても、本当に非常識で、むちゃくちゃで、奇跡的だ。
だって、初対面の異国のクソガキに「収入と支出を教えてください。」って聞かれて
答えてくれると考えるのは完全に異常です。
ともあれ、Chiraさんの案内で、ある有機農家さんの家に住むことになった。
そこで待っていたのは、予想を軽く超える刺激とわくわくでした。
今回はこの辺で。次回の写真です。
懐かしいなあ・・・。
p.s
Chiraさんに確認しますが、おそらく今も婚活中だと思われます。
面白くて活発で、めちゃくちゃ仕事しますよ!
本人に確認の上、万が一、画像が欲しければ送ります。
(何の宣伝なのか)
お仕事詳細のご案内①〜独自性の高い平飼い地鶏卵の法人卸し承ります〜
東京在住の粕谷成正と申します。
詳細なプロフィールはこちらです。
鶏卵の法人卸売りの詳細ページになります。
取り扱いに関するお問い合わせは、次のメールアドレスにお願い致します。
ご連絡先
nari.kasuya.hikariアットマークgmail.com
粕谷成正
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言ってしまうと自分が被害を受けてしまう、鶏卵販売へのツッコミ - アジアのひかり
商品名「土佐ひかり」たまご の唯一性
*高知県では、「情熱のろべると」という商品名で販売しておりました。
コンセプトは、「100年後も食べてもらえる地鶏のたまごを世界へお届けします。」
100%国産、非遺伝子組み換えの原材料を使用!
四万十川流域の未利用資源、国産の原材料をスタッフが現地視察した上で
安全性と栄養価の基準をクリアした独自の配合飼料を与えています。
100%国産は通常コストが高いですが、未利用資源を研究、組み合わせを開発してお求めやすい価格が実現しました。
高知県産の魚の肥料とニラを食べさせて栄養価がUP!
品種、飼い方だけではない、本当の地鶏
飼料も地産を使ってこその地鶏です。
*画像は、2016年1月時点
販売状況と実績
*高知県では、「情熱のろべると」という商品名で販売しておりました。
*現在、まだ関東圏での卸売はされていません。高知県内のスーパーがメインです。リピータの方が多いので、店舗ごとに連携して販促企画などを実施致します。
*ECサイトでのお取り扱いは、年間100件ほどです。関東圏の方からのご注文は65%です。
*ふるさとチョイスの商品ページです。ご注文は、年間約3200件。四万十町への寄付総額は800万円。2016年末の納税ピーク時には、
ふるさとチョイスのお気に入りランキングでたまご単体で1位をいただきました。
商品概要
製造元:株式会社土佐ひかりCDM 四万十町営業所
販売担当者:粕谷成正
nari.kasuya.hikariアットマークgmail.com
配送ロット数:6個入り12パック〜
配送方法:ゆうパック
お客様の声