僕はこれを情熱と呼ぶ

東京から高知、東南アジアを旅して妻と娘を愛するデジタルマーケターの人生です

お父さんの老後のために、葛飾区民農園を手配してみました(一人っ子の介護生活回避記事)

上記の投稿で、僕の人間性の低さが露呈されてしまったのを後悔していまs

じゃなくて!!

鼻で笑われながらもついに区民農園の手配ができましたー!(まだ言うかこの男は)

 

手配と言っても、裏口からの手回しですがね。

通常じゃ入れないので、知り合いのつてをたどって、ゴリゴリと許可を得ました。

全ては、父親の介護生活を回避するために!

定年退職したお父さんは、65歳まで再雇用で働くことに。

 

僕「65歳過ぎたら何するのさ?」

 

父「考え中。何にもしたくないけどね」

 

僕「(やばい・・・)釣り行こうよ!刺激がないと老いるぜ!あ!韓国行く!?いつでもいいよ!」

 

父「いや、いいよ・・・」

 

僕「(どうした、父!!)そ、そうだ!実家農家だったじゃん!農園やろう!!」

 

そういった経緯で、農園を見に行きました。

 

土はかなりサラサラですね〜!保水力なさそう!!笑

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かなり厳重に区画整理されていて、3平方メートルぐらいが1区画。

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使わせてもらう畑。すでにいろいろ植わってますが、ほとんどが壊滅状態なので、まずは処分してから土起こさなきゃな・・・。

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処分ついで選別作業と称した収穫!(勝手に)

大根としその葉を大量にゲット〜!

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母「家に帰ったら、大根キムチとしその葉の天ぷらと漬物して、余ったら味噌汁にして・・・」

さすが、実家が韓国の山奥。母、ノリノリです。笑

やっぱり身体が覚えているんでしょうね〜

動きが百姓のそれでした。

 

父も、「ありゃあ、土からやり直さにゃだめだぞ」と珍しく建設的な意見!!

これは効果ありか!?

植えたい作物とかリクエスト出してくれるようになったらいいな〜!

 

区民農園を始めるメリット

やはり、季節や天候に敏感になりますよね。

オフィス作業していたら、いつ雨が降ったとか、空気の流れとか、湿度、温度、時期の節目とか気にならなくなります。

でも、四季を感じることができる日本人の感性は、世界的にも大変貴重だと思うのです。こんなに一年の変化が豊かで、刺激的な国ってあるでしょうか?

僕はいつだって季節に敏感でいたいと思います。

変化がなければ、インスピレーションはありません。それは、僕の仕事のクリエイティブに大きく影響すると思うのです。

刺激があるから、脳が働くのです。そして、それを自分たちで生み出していきたい。高知では当たり前だったことが、東京ではとても大事に感じました。

 

もう一つ、あなたは老後に何をしていますか?

年金減少が確定的な現在、もはや働く以外の選択肢はありません。でも、もし働けなかったら?

残念ながら、我が父(?)は終ぞ仕事を好きになることはありませんでした。ストレスとの戦いだったようです。

そんなストレスと戦いながら、家族の生活費と僕の学費を出してくれたことは本当にありがたいのですが、本人にはその後何が残るのでしょうか?

僕は、家族との残された時間を刺激的に過ごしたいと思います。農業は、それに向いている。なぜなら、作業している時はお互いを観察せざるを得ない。そして、小さな変化を話し合うことができる。

映画だったら、一回見たら終わり。本も、2、3回で終わり。スポーツは、レベルが合わない。次から次へと、消費しなければならず、大変なエネルギーと時間を費やします。

農業は、組み合わせが無限大で、果てしない。毎回違う変化が起きる。

 

まあ、現状僕が父親にできることはこんぐらいですので、ゆったりとやっていきます。もうちょいしたら、旅行ぐらい連れていくのでパスポート更新してもらいました。

 

やるぞー!

 

おまけ 母の選別作業の成果物

 

 

③東京から高知、東南アジアに至るまでの話〜ズブの素人がなぜか高知の養鶏場で直面した謎と現実〜

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2015年、6月。僕は社命により、高知県のとある養鶏場にいた。

 

どこから話せばいいのか、、、。

 

始まりは、社長の一言だったような気がする。

「養鶏事業に人が要る。ニラの現場から養鶏の現場へ行ってほしい。」

「養鶏?卵、ですか・・・?」

卵、、、鶏、、、困ったのは、やはり全く馴染みがない、ということだった。

とにかくあらゆる経緯を経て、僕は養鶏場の管理をしていた。いや、管理をしていたと言えるのかすら怪しいが、とにかく、意味がわからないままに卵の生産販売をし始めた。

よく思い出すのは、過ごした時間が長かった、この世の果てのような原生林がそのまま残る河川敷だ。そこには僕の思考を邪魔するものは何もない。原生林から天然の石灰が、ただ河に沁み流れて緑色に染まるだけ。フェリスと呼ばれる彼女が、気づくと静かに隣にいた。

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僕「まさか、こんなことになるなんて。僕はどうしたら良かったのだろうか。」

 

フェリス「・・・」

 

僕「フェリスは、いつも何も言わずに気づいたら隣で佇んでるな。もしお前が女だったら惚れていたかもしれないよ。人間の業が渦巻くこの養鶏場で、お前は忠義を示してきたのね。すごいやつだよ。」

 

フェリス「・・・フンっ(でしょ?)」

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ズブの素人が高知で養鶏デビュー!って流石にわけがわからないよ!

 

こんにちは。なりです。

なんと、前回の記事ではズブの素人の都会っ子が高知でニラを育て始める話になりました。

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農業の面白さを知る前に、自分の姿勢の甘さを思い知る毎日!(笑)

しかし、自分で決めたゴールがあるのだ、と、

フガフガ言いながら日々を乗り越えていたのでした。が!

 

社長「粕谷くん、養鶏場に行ってもらう。詳細は、前任者から引き継いで!」

 

みなさん!もう一度確認しておきましょう!そうです!

僕はズブズブのどシロウトですよ!!(泣)

ちなみに、前任者の経験も、僕と大差ありませんでした。あるとすれば、小屋の床作りをしていたかいないかぐらいでしょう。

しかし、熱病に侵されていた当時の僕には、そんなこと関係ないのでした。

幸い、養鶏技術を教えてくれる別会社の農家さんが現地に居る(技術提供料金支払済み!!)ということで、なんとかなるだろうと思っていました。甘い、甘すぎる。

僕は、そこで、養鶏業界の奇妙な謎と向き合うことになるのでした。

 

人を集めるために養鶏をやる理由とは?

 ちょっと真面目なお話です。まず、「人が育つ地域の仕組みを作る」という目標達成のために、僕たちは循環型農業という手法を取っていました。

理由は、儲けるためです。

①未利用資源を用いることで、事業コストを下げる

②その地域にしかない資源を使うことで、唯一性を高めて差別化を図る

これに関しては、別の記事で詳しく書いていきます。

みなさまお気づきだと思いますが、これら2つを実現していくのは、何も高知県だけで可能、というわけではないです。

原理原則さえ修めてしまえば、他の地域でも応用可能なのです。つまり、他の地域で応用させるためのコンサル業が、若者たちの次のステップになるわけですね。

肥料製造→自社肥料による農業→生産した農作物による飼料開発と製造→畜産物の生産→畜産物の資源を肥料として再生産

このサイクルを理解して実践することは、他の地域では非常にニーズがあります。なぜなら、儲かるためです。

例えば、畜産では飼料コストが全体経費の50%以上を占めていますね。ということは、この飼料コストを下げることができれば、インパクトは非常にでかいわけです。

輸入された完全配合飼料を使っていては、現地が離れすぎているので、そんなことは不可能。それどころか、石油価格の世界的高騰によっては、一瞬で破綻するでしょう。

 

何より、農業よりも畜産が好きという若者は確実に存在するのです。若者の選択肢の幅を持たせるために、複合的な農業展開はとても重要です。

一つ、面白かった例をご紹介しましょう。

うちにインターンにきた女子高生がいました。

「生き物が大好きで、爬虫類を飼っていて、そのペットの餌も自分で繁殖させることで維持費を下げています!」

衝撃です(笑)

その女子高生は、うちの養鶏事業でインターンをしたいと言ってくれました。さらには就職も考えていると。うちに来る前は、獣医をしたいとも言っていました。

考えてみてください、畜産の現場作業とその管理もできる獣医って、人材としては最強です。予防もできるし、何かトラブルが起きても迅速に対処できます。

結局、親から反対があって夢は実現しませんでしたけどね。儲かるかわからない、不安定、不衛生。田舎の大人たちが「一次産業なんて」と漠然と否定している限り、若者が集まるのは不可能なのです。

僕たちは、そんな一次産業を肯定するために、循環型農業、そして畜産をやるのです。

アカン!話がそれました。

 

過去の実績や曖昧な言葉が農業をダメにすることもある

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僕が初めて経験した養鶏は、「放し飼い有精卵」でした。

 

僕「どうして放し飼いなんですか?」

 

(指導してくれた提携先の)養鶏農家「放し飼いにすると、卵の弾力が上がって、つまめるほどになるんだよ!」

 

僕「へー!すごい!なんでそうなるんですか!?」

 

提携先の養鶏農家「放し飼いにすると、ストレスがなくて健康だからさ!卵黄膜が強くなるんだよ、云々・・・」

 

結論から言いましょう。放し飼いじゃなくても、ケージ飼いでも卵はつまめます。

嘘だと思うなら、ご自宅に証拠の卵送りますのでご連絡を。

ここが、素人と経験者の出会い頭でもっとも気をつけなければいけないところ。

もっともらしい言葉を鵜呑みにしてしまうと、間違った管理になり、さらに本質がわからないのでそれ以上の発展はありません。当たり前ですよね。しかし、それがまかり通るのが養鶏業界の不思議なところ・・・。

もっともらしい言葉で楽天1位になってしまうと、それは変な事実になってしまいます。

もちろん、卵は本当に美味しいと思うものでしたが、一番大事なのはなぜそうなるのか?を突き止めることです。

しかし、当然ながら当時の僕にはそれがわかっておらず、今も本当は謎に思う部分がたくさんあります。だいたい、卵がつまめるから何だと言うのだ、意味があるのか?

 

さらに衝撃だったのは、飼料の配合の決め方でした。

そこでは、自分たちで原材料を集めて、機械で飼料を配合する養鶏場でした。もちろん、飼料の配合割合によって卵の味、色、風味などは変化します。

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僕「すごい!どうやって飼料の配合割合を決めたんですか?途方もない実験の繰り返しですよねー!」

 

養鶏農家「本当に大変だったよ!たくさんのパターンを試したけど、最終的にはフェリス(飼い犬)に決めてもらったかな。」

 

僕「は・・え?フェリス(飼い犬)に?」

 

養鶏農家「幾つかのパターンの卵をフェリスの前に並べて、どれを食べるかを見てみたんだ。犬は嗅覚が鋭いからね。人間の味覚よりもいいと思ったんだよ。」

 

僕「(クラッ・・・)え・・・?(何言ってんだこの人?)」

 

この時、僕は、ようやくうちの会社がやっていることの価値を本当に理解しました。

卵を分析機関に依頼してアミノ酸分析をしてもらうこと。

その時に使った飼料の栄養分析も行うこと。

原材料ごとのアミノ酸分析も出して、計算と記録を行うこと。

それらを繰り返し行うこと・・・。

 

社長は今も言い続けます。

「ネットで調べたから、誰かが言ったから、じゃなくて、自分で参考文献を遡って調べる、実践して検証するプロセスがないなら仕事じゃないき」

(つい最近も言わせてしまった!本っ当ごめんなさい!!泣)

 

もちろん、その別会社の養鶏農家から教わったことで、今でも実用価値のあることもありました。しかし、それは自分たちでやってみて効果がある、と判断したものでなければなりません。

過去に、楽天で1位になった、菅元首相が表敬訪問に来た、いろんなメディアが取材にきた、そんなことは今とは全く関係がないのです。

今、現場ではなぜ何が起きていて、どんなことをしていて、どんな発見があったのか?

 

僕も、生産者としてこの姿勢を忘れてしまうことがありました。

特に変化はない、過去にこうだったから、こうしたらいいと思う。そんなのは現場では価値がなかったのです。それに気づくまで、だいぶかかりました。

そして、僕は意を決して言うしかありませんでした。今思えば、大変に失礼な言葉です。しかし、僕は必死でした。自分と会社のゴールのために。そして、もっと正確な技術を身につけるために。

 

「(40代の養鶏農家に向かって)お願いですから、もっと現場に来て、現場を触れて観てください。そうすることでしか、現場から情報と信用を得ることはできないと思います。」

 

僕は、鶏に狂っていたのです。

 

素人が畜産の技術を覚える面白さ

 

えー、なんだか生意気で重い内容になってしまいましたが、素人ならではの面白さもありました!(笑)

それは、ちゃんと学んで実践すれば素人でも結果が出るという、まあ一次産業に通じる面白さです!

例えば、僕はまずアミノ酸計算を導入するという改善に取り掛かりました。会社のノウハウの中で、各種アミノ酸のバランスが食味に影響することは明白だったからです。

飼料の資料を読み漁り、

日本飼養標準・家禽〈2011年版〉

日本飼養標準・家禽〈2011年版〉

 

 先人たちの知恵を借り、

養鶏飼料製造の実際 (1978年)

養鶏飼料製造の実際 (1978年)

 

 時には専門家に電話で意見を聞き、

各種原材料のアミノ酸を理解すると、味の違いが体感と理論でわかるようになってきました。

一次産業は、原因と結果が全て目の前の現場にあります。

さらに、畜産は、PDCAのサイクルがメチャクチャ早いのです!!

農作物は、結果が出るのに何ヶ月かかってしまう。畜産は、何かを変えたら、1週間後には結果が出ているでしょう。これが、素人の僕の性格を刺激したのです。

 

実際、作業が辛くて、養鶏場に寝泊まりするのが辛くて、何度も辞めようと思いましたが(笑)

会社が、こうやって探求する時間とお金を僕という人間に投資してくれたのは、今ではさらに大きな財産になっています。

今でも、卵の変化を感じたら現場で生産してくれている元同僚に電話します(笑)

 

僕「卵食べたけど、餌変えたでしょ?」

 

元同僚「やっぱ?穀類変えてみたんだよね」

 

僕「うーん、たんぱく質も変えてみたら?」

 

元同僚「そう思って、変えてみた」(さすが!惚れるぜ!!)

 

これ、養鶏歴1年ちょいの26歳同士の会話ですよ??(笑)

どや!!

いやいや、ドヤじゃねえよ。

この会話を生み出したのは、他ならぬ循環型農業と会社の本質的な育成手法のおかげ。

何より、PDCAサイクルが早い養鶏に目をつけたのはまさに先見の明と言わざるを得ません。

 

今になって、その時の体験の価値がさらに価値を生むのです。

 

業務の効率化はそのあとの最重要課題になってきますが、それは僕たちじゃなくて有能な人材やプログラムに任せればできること。

でも、いつだって現場で苦悩した人間が持ち得る学びは宝物です。

 

うーむ。重い、重いよこの記事!!

さて、次回は「養鶏場で起こった面白珍事件集」をまとめていきましょう!

もちろん、楽しかった出来事だって語りつくせぬ!

高知の山奥で、UPDOWNがハゲ激しい日々はまだまだ続きます。

 

おまけ 養鶏場で生まれた子猫たち

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会社を辞めて個人で営業販売の業務契約をするメリット

おはようございます!なりです。

今日は、自分が自分を肯定するために書きました!

早く読者のことを考えて書けるように頑張ります!!(泣)

 

僕は高知の会社から卵、ニラ、ネギの販売契約を取るお仕事をもらっているのですが、(プロフィール参照)

個人でやっていて思うことがありました。最初から事実を述べておきましょう。

僕は、営業には向いていないので、書くのがとてもしんどいです(なぜ書いたんだ本当に)。

 

批判を個人で受けるからこその自由

 

僕が体験して考えてきた事実と、いわゆる世論が違った時、僕は堂々と「それ違いませんか?」と言えます。

もちろん、それに対する批判は全て僕個人が受けます。でも、だからこそ言いたいことを言える自由もあります。だって間違っていても、それは僕が間違えているのであって、会社は関係ないから。

会社員の時は、違和感を持っていても「いや、取引先から会社に何か言われるかな・・・」とか思っていたのですが、今はあまり。(ちっとは思えよ)

(だからこんな記事も書いてしまった・・・)

 

www.narimasa-kasuya.com

 

それと、相手のことをより柔軟に見れると思います。

会社員だと、どうしても「自社のサービスで解決しなければ!」と思いませんか?

だって、売上目標と、自分の会社での存在コストを考えちゃいますよね。

個人では、あまり思いません。むしろ、「静岡県にこんな素晴らしい卵があってですね・・・」と関係な卵勧めていたりします。

理由は、本当に感動できる卵を多くのお客様に味わってほしいからです。もちろん、僕らもその類なのだと信じていますが。まだまだネットで検索できないディープな卵もいろいろあるんです(笑)

そういった感動する卵というのは、その裏に本質的な仕事、努力が隠されていることを僕は知っています。僕はそういった卵の裏を教わってきました。だから、この人にこんなのも食べてほしいなー、と思った商品を、素直に勧められるのです。そうやってお客さんと向き合っていきたいのです。

そういった意味では、複数の異業種の商品なんかを契約販売するといいでしょう。

 

求められたり、褒められた時は会社を出す

 

しかし、その一方!

肩書きを求められたり、面白いですねーなどと言ってもらった時は

「まあ面白い会社なんですよ」と、個人を封印するようにしています。

シンプルに、僕が起こした事業でもないし、実際一人でできたもんじゃない、という事実からです。

でも、ここを勘違いして個人を前に出すと、人が離れていくでしょう。

委託元も、営業先も、「人間は1人では大したことない」ことを知っています。

良いことを言う時は「うちの会社は〜」と言い、

批判を受けるかもしれない内容の時は「僕個人は〜」と言います。

筋を通しておくことは、委託元 との契約交渉のテーブルにつく第一歩でもあります。何かを変えたい時、自分に負い目を作ると、僕みたいになってしまいますよ・・・!!(負い目だらけです、すいません!)

 

だからこそ、考える

 

必然、自分が話すときに考える。「僕が本当に伝えたいことは何か?」

保守的な態度でいたって、自分を守ってくれる会社はもうないのです。だからこそ、自分が感じる違和感を大切にできるのだと思います。そして、筋を通す。

会社に守ってもらうために自分の言葉を殺す人の言葉と、そんな保守的な自分を殺した上で言葉を乗せる人。

 

僕は、後者になって生きていたいと思います。

 

向いてないんですけどね、営業って・・・ 今日は柏ですね。

断食中ですけど、柏にはとても食べたいラーメン屋があって、断食中なのです。

アーメン。

高知で暮らしてたら、異性の見方が変わった小話

 おはようございます、なりです。

お気付きですか、みなさん。心が荒んでいます。

 

東京の美人な人ほど舌打ちが多いのは気のせいでしょうか。

男の人と話している時の目線が、その人自身ではなくその向こう側を見ているような気がします・・・。気のせいですよね。

それもそれで強かでいいと思うんですけど、僕が高知で感じた生きる力って、それとはまた別なんですよね。

 

僕は実は、高知で暮らしていたら女性の外見に対するハードルがかなり下がったと思います。いや、誤解です!!差別ではありませんよ!!

 

高知の女性は、「はちきん」と呼ばれるほど豪傑しとるそうですが、これは本当です。なんというか、生きる力がとても高いです。

最初に言っておきますけど、この記事は、数少ない女性との対話をピックアップしてお送りしてます。女性経験豊富なら僕は苦労してないです。鶏は女性に入るだろうか。いわんや。

 

シーン① 勉強はしないけど知恵はすごい

女性「あ!○○みっけた。採っておこう」

 

僕「何それ?」

 

女性「山菜の名前だよ・・・。知らないのか。あ!あっちに○○(なんか花の名前)が咲いてるよ!押し花にしよう!」

 

僕「ほあー、よく見つけたなー・・・あ、跳んだ」

 

シーン② 風に吹かれて 

女性「よし、岩山を登ろう!」

 

僕「落ちたら死ぬじゃん」

 

女性「みてー!雲間から海に光が射してるー!」

 

僕「おー、あんなところでよう仁王立ちするわ・・・」

 

シーン③ 生き方

女性「人間生きてればなんとかなる。なんとかするものよ。楽しくやろう。」

 

僕「お、おう・・・

 

少々の苦難じゃへこたれない、、、まるで倍にして返すような、そのエネルギーを受けて思いました。

「女性に綺麗な外見を本当に望むなら、メキシコにでもロシアにでも行けばいいさね・・・」

あの純粋な生きる知恵と生命力は、男にはなかなか持ち得るのことが難しく、だからこそ重要なのではないでしょうか。それを東京で見ることはさらに難しいと思うのです。

 

まあ、

僕は独身なんですけどね

結局戯言かよチクショー!

「お兄さん寄ってかない?」って金ねーよ、ごめんだよ!!笑

 

サブプライムローンと鶏卵販売が似ているなんて言ったらまた怒られちゃいますね

こんばんは、なりです。

断食3日目、ついに解脱してしまいました。食欲をコントロールできるようになると、いかに今まで「食べることに依存」していたかわかりますね。

メンチカツの「サクっジュワ!」ラーメンの「こってり」ハンバーグの「ジュウワア」

文字を見ただけで想像しちゃって食べたくなる。食欲じゃなくて脳をそそるわけですね。しかしそれは脳に快楽をもたらすための食べ物、永遠に満腹にならず。

いや、わかっていたのに、胃の食欲だから仕方ないとしていたのでしょう・・・。

 

さてさて、「世紀のごまかし」と言えば、サブプライムローンが有名ですね。

AAA格付けの住宅ローンとそれ以下のB格付けもごっちゃにして販売しちゃうローンですね。

AAAが95%あるから大丈夫と言われたローンですが、その実態を知ると、ほぼ嘘でしたって言うのが、住宅ローンの破綻という最悪の形で露呈し、世界経済はリーマンショックと呼ばれるほどダメージ受けました。

そう、「これって鶏卵販売も他人事じゃないぞ」と、ちょっとゾッとしました。

きっかけは、「マネーショート」という映画を見ちゃったのです。

2008年のリーマンショックの裏側で、経済破綻に喘ぐ投資家達を出し抜いて巨額の富を得た4人の男達の実話。原作はマイケル・ルイスによるノンフィクション「世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち」だ。 

【ここから先、ネタバレあります】

この映画の中で、次のようなシーンがあります。

 

シーン① 不動産のローンを売る営業マンの無知さ

「低所得者層はどうやってローンの担保審査を通るんだ?」

「ハッハッハ!金曜日に契約に来たら、月曜日には合格書類が届くさ!」

「買った彼らはわかっているのか?自分がどれほど多くの金融商品を抱えているのかを。どうして無担保でローンが組めるんだ。

「そんなの、誰も知るわけないよ。AAAだからいいじゃないか!

 

シーン② 格付け機関の実態

「どうして、こんな破綻したローン商品にAAAの格付けをつけるんだ!?」

「私たちの機関が首を横に振れば、あなたたちは他の格付け機関のところへ行って、手数料をそこに払うでしょう?」

 

「・・・犬の糞以下の腐った詐欺システムだ」

 

僕も卵のバイヤーさんと話していて、今の所9割ぐらい断られるんですけど(!)、だいたい言われるのが、次の言葉で、少し驚いています。

 

「平飼い」「有精卵」「地鶏」ですか?そうです、と答えると、

その類は、うちは今の契約でいっぱいだから」と断られるんですね。

 

いや、それは普通ですよ。やはり先行者利益はどの業界でもあります。食品は過酷なレッドオーシャンですから。新規で食いこむのは多くのエネルギー要ります。

 

問題は、「なぜその3つのキーワードで同じだと言い切れるのか?」

 

お客様は、いろんな方々がいらっしゃるでしょう。でも、卵に関してのナレッジはほぼないので、そういった安易なキーワードになると思うのですが、ちょっとコミュニケーションが浅いな、と思い始めてきました。

 

「平飼い」だからいいのでしょうか

平飼いでも病気になるやつはいますし、ケージ飼いでも健康に生きる鶏もいます。

 

「有精卵」だからいいのでしょうか

長くなるので書きませんが、僕の持論では、関係ないです。

 

「地鶏」だからいいのでしょうか

指定された品種を平飼いで飼えば、なんでも地鶏です。ぶっちゃけ誰でもできます。

 

他にも、「こだわりの」だの、「非遺伝子組み換え穀物不使用」だの、「のびのび」、「甘くて濃厚」、「料理が美味しい」、「生産者の顔が見える(これ本当に何なの?)」,etc…..etc……..

 

などといった、生ぬるい曖昧な言葉を使ってきます。僕たちもそんな言葉を使ったほうが楽なんですけどね、、、なんかもう、疲れちゃいました。ていうか、もう飽和状態です。

 

僕たちは、もうシンプル「中身の事実」を訴えることにしました。

100%国産の非遺伝子組み換え原料を集めたこと、

高知の原材料、そして自分たちで作ったものはこれこれで、それらを循環させている、ついでに、平飼いです。

だから、本当に高知の地鶏と言えます。

 

もう、王道しかないのです。

 

キーワードだけでも、想像できるかもしれませんが、それは真実と同じではないかもしれません。

それを考えるのは非常につらい事ですが、逃げていては「ごまかし」になってしまうので、一つずつ向き合っていきます。

 

誰だって、食品バブルの片棒は担ぎたくないのです。

 

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地域社会を変えるものは、当たり前のものなのにいつも議論から抜け落ちている

 

先日、ある女の子が「食」に興味があり、もっと消費者を地方の「食育」の場に連れて行きたい、と話していました。

 

「そうか、事業を起こしたらいいよ。儲けにはなると思うよ。」

 

僕は、とても悩んでいました。

僕が感じた、地域活性の本質らしきものを伝えようかどうか。

 

「100年後も持続可能なのか」が僕の問いなのですが、

その女の子と話すには、あまりにも場の雰囲気、長芋のステーキ、そして日本酒が揃いすぎていたのです。

熱く語る勇気がなかったの、、、ごめんね、、、。

 

またの機会に、と言いつつ、

もう二度と話す機会はないだろうな、人生は短くて、明日には忘れるものだ、

と思ったので、そんなときにこれ読んでみて、と言える記事を残します。

 

「食育イベントで地域活性をしてみたい!」

「農業こそ地域活性だ!」

「第6次産業で、地域活性だ!」

 

僕が2年半、高知で教わったことは、それらとは違いました。

「地域活性」と言う言葉自体、卑しい響きを感じるのですが、

本当に地域に必要なのは、「人が育つ仕組み」だと思います。これが結論です。

 

人の流れが最後までデザインされているか

 

 

どうやって人を集めるのでしょうか。

また、集めた人をどうしたいのでしょうか。

会員さんとしてコミュニティに入ってもらうのか、

プロジェクトを一緒に進めるメンバーになってもらいたいのか、 

地域に移住して欲しいのか、目的によって全然手法が違うと思います。

 

食育がしたい!

じゃあ、食を含む、あらゆるコンテンツを教える人は100年後もいるの?どうやって続けさせる?

 

農業がしたい!

たとえ稼げても、農業が上手く行かない人もいる。その人はどうすれば?

 

6次産業化だ!

加工、梱包する人はどこから来るの?もう、70代の高齢者しかいないよ・・・。

 

そう、地域活性事業には必ず、人が必要なんです。

例えば農業をするとき、農場の管理だけではなく、

出荷の選別、経理、販売・・・etc.

特に、出荷の選別作業は単純になりやすいがゆえに、

60~80歳ぐらいのおばちゃまで構成されているのもザラです。

 

人の流れが最初からデザインされているかどうかが、物事のスタートだと思います。

「どこから人がきて、集めた人たちはどこにいくのか? 」

これが、最初の問いであるべきだと、僕は思います。

 

この辺は、本当にシェアビレッジの武田さんは感動的です。

武田さんは、このシェアビレッジのコミュニティをどうしていくのか。

 

「村があるから村民がいるのではなく、村民がいるから村ができる」

 

とは、まさに地域活性の正論であり、これが根底にあるべきだと思います。

僕も年貢を納めているので、どう巻き込まれるのかワクワクします。

高知でジョジョ立ちする、秋田人と大阪人、そして江戸っ子。

(武田さん、誕生日おめでとうございます。)f:id:narimasakasuya:20170522152740j:plain

 

また、極端な例ですが、就農希望者の移住支援をしている団体の理事がこんなことを言っていました。

「移住する前に、最初に綿密な面接を行う。嫁さんと子供がいるかが重要だ。家族がいる男は、後がないから必死にやる。独身の男は、途中で辞めることができる。だから、家族連れがいい。子供がいるだけで、近隣からの評判もいい。下手な人間にこられちゃ困る。」

・・・ゾッ

しかし、賛否両論あると思いますが、これも目的によって人の流れをデザインしている一例です!

 

地域で育つ仕組みが人を呼び、人が人を呼ぶ

 

見ていて一番違和感を感じるのは、「地域活性化してみませんか?」の類です。

僕の感覚ですが、この類の言葉は、地域側の論理がチラホラと見えます。

人が欲しいから、わかりやすい言葉で誘うのだと思います。

うたい文句としてよく見かけるのは、「農業革命」、「地方創生」、「人があったかい」、「スローライフを!」「6次産業の担い手に!」

最初に述べた、人の流れがデザインされているのでしょうか。集めて、どうするのでしょうか。

地域おこし協力隊の一部の人たちみたいに、受け入れ体制がなく、放置され、来た人が地域でくすぶっていませんか?

農業をするのはいいですが、農業をした後どうするのですか?死ぬまで農業をするのですか?そうは思えない人、正直しんどいなと思ってしまった人はどうすればいいですか?

 

 

僕は、この議論の本質は、東南アジアの農村部と同じだと考えています。

 「各個人が持つ潜在能力を最大限発揮して、望む選択肢を実現し、社会と関わっているか」つまり、そのように「人が育つ仕組みがあるか」がもっとも重要なのです。

 

そこに気づいている地域は、すでに行動を起こしています。

rcf311.com


 

僕が参画しているひかりプロジェクト

 

「世界で戦える人材を高知県からたくさん輩出するぞ!」というゴールでした。

農業単体、もっと言うとその地域単体でやるから選択肢の幅が狭くなるんだと言う考えです。だから、海外とどんどん繋がっちゃうし、他の地域とも連携して事業展開する。それは、肥料、ニラ、トマト、米、卵、肉、飼料、WEB、販売、それらの川上から川下の全てをやっているから繋がるんです。

どっからでも入り口がある。後は、各個人が潜在能力を発揮できるポジションに任せればいい。選択肢はいくらでもある。だって、普通に農業していて、ある中東の国から「予算○○○○万円つけるから、循環型農業を我が国でもやってくれ!」って言われることがありますか。いや、なんでだよ(笑)

本当、笑っちゃうぐらい、たくさんの選択肢があります。そして、それらのベースを築く手段が循環型農業だっただけ。近いうち、今度は僕がエンジニアorマーケッターとしてフィリピンの子供たちに養鶏WEB技術を教えているかもしれません。

 

そして、仕事が面白い、楽しい!という生き方こそが、他人に影響を与えるのだと思います。まさに、人が人を呼ぶのです。

僕が学生に高知での体験を話したら、「俺も北海道の実家を本気で継ごうか、初めて考えた」と言いました。

ある養鶏会社の創業者は、あらゆる常識をぶち壊して素晴らしい経営をされていて、自分の代で辞めようとしたら、息子さんがある日「俺が社長を継ぎたい」と言ってきて、下っ端から働かせました。

僕は、農業をやるつもりは全くありませんでしたが、プロジェクトのミッションを話す社長に騙されて就職しました。すみません(笑)

でも、リスクをとって本気で人間教育をして、世界で戦えるように僕ら若者を育てようとしてくれる。その姿勢が、1番人を動かすのですね。だから、東京に戻ってもプロジェクトのメンバーとしてずっと仕事するのでしょうね。

 

だから、人が育つ地域は面白くて、人が集まるんです。

 

こちらの「サラダボウル」さんも素晴らしいご活躍ぶりです。

www.salad-bowl.jp

ここで教わった5Sの動きや、早朝勉強会は、なるほどこれをやってたらそりゃ世界一になるわ、という感動でした。みなさん素人だったのですが、もともと他の仕事で一流のひとたちなので、やる時は徹底的です。その姿勢が、若い人たちにも見事に伝播されています。

各々が得意なポジションにつき、海外にも展開されています。

 

business.nikkeibp.co.jp

 

田中進さんの著書「僕らは農業で幸せに生きる」は今でもたまに読み返す。

 

ぼくらは農業で幸せに生きる

ぼくらは農業で幸せに生きる

 

 

まだまだ言語化できていないことも多く、もっともっと書きたいのですが、今回はこの辺で。また同じような記事を書くと思います。

高知でなんでこんなこと思うようになったかは、こちらのシリーズで綴っていきます。

 

www.narimasa-kasuya.com

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質問なんかもらえたら嬉しいですね。それでは、また。

 

僕の連絡先が載っているプロフィールです。

お仕事詳細のご案内②〜高知県産ニラを通年固定の価格と供給量で卸します〜

東京在住の粕谷成正と申します。

詳細なプロフィールはこちらです。

 

高知県産ニラの法人卸売りの詳細ページになります。

 

ご連絡先

nari.kasuya.hikariアットマークgmail.com

 

①市場に左右されずに、お互いの経営安定化を図ります。

私が取り扱うニラの特徴は、通年の供給量と価格を固定にしていることです。

ちなみに、固定された価格は、市場の通年平均価格の最安値となります。

なぜ、そのような固定価格が可能なのか?それは、業務用で使われる

加工用のニラに特化したからです。

 

②加工用のニラの選別だから、コストを下げられました。

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上記写真は、加工用ニラの納品状態です。

ニラの売値は、選別時にかかる人件費が多くを占めています。

原価を下げるために、私たちはお取引の企業様と、規格を変更しました。

・100g/1束にくくらない。

・茎から離れた1枚葉も商品対象とする。

・長さ、太さ、葉先は、加工の妨げにならなければ良しとする。

・原則、10kg/箱のダンボールで発送する。

以上が、私たちが提示する規格です。

 

③お問い合わせ

 

 

nari.kasuya.hikariアットマークgmail.com

粕谷成正

アットマークを、@に変換してお送り下さい。