サブプライムローンと鶏卵販売が似ているなんて言ったらまた怒られちゃいますね
こんばんは、なりです。
断食3日目、ついに解脱してしまいました。食欲をコントロールできるようになると、いかに今まで「食べることに依存」していたかわかりますね。
メンチカツの「サクっジュワ!」ラーメンの「こってり」ハンバーグの「ジュウワア」
文字を見ただけで想像しちゃって食べたくなる。食欲じゃなくて脳をそそるわけですね。しかしそれは脳に快楽をもたらすための食べ物、永遠に満腹にならず。
いや、わかっていたのに、胃の食欲だから仕方ないとしていたのでしょう・・・。
さてさて、「世紀のごまかし」と言えば、サブプライムローンが有名ですね。
AAA格付けの住宅ローンとそれ以下のB格付けもごっちゃにして販売しちゃうローンですね。
AAAが95%あるから大丈夫と言われたローンですが、その実態を知ると、ほぼ嘘でしたって言うのが、住宅ローンの破綻という最悪の形で露呈し、世界経済はリーマンショックと呼ばれるほどダメージ受けました。
そう、「これって鶏卵販売も他人事じゃないぞ」と、ちょっとゾッとしました。
きっかけは、「マネーショート」という映画を見ちゃったのです。
2008年のリーマンショックの裏側で、経済破綻に喘ぐ投資家達を出し抜いて巨額の富を得た4人の男達の実話。原作はマイケル・ルイスによるノンフィクション「世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち」だ。
【ここから先、ネタバレあります】
この映画の中で、次のようなシーンがあります。
シーン① 不動産のローンを売る営業マンの無知さ
「低所得者層はどうやってローンの担保審査を通るんだ?」
「ハッハッハ!金曜日に契約に来たら、月曜日には合格書類が届くさ!」
「買った彼らはわかっているのか?自分がどれほど多くの金融商品を抱えているのかを。どうして無担保でローンが組めるんだ。」
「そんなの、誰も知るわけないよ。AAAだからいいじゃないか!」
シーン② 格付け機関の実態
「どうして、こんな破綻したローン商品にAAAの格付けをつけるんだ!?」
「私たちの機関が首を横に振れば、あなたたちは他の格付け機関のところへ行って、手数料をそこに払うでしょう?」
「・・・犬の糞以下の腐った詐欺システムだ」
僕も卵のバイヤーさんと話していて、今の所9割ぐらい断られるんですけど(!)、だいたい言われるのが、次の言葉で、少し驚いています。
「平飼い」「有精卵」「地鶏」ですか?そうです、と答えると、
「その類は、うちは今の契約でいっぱいだから」と断られるんですね。
いや、それは普通ですよ。やはり先行者利益はどの業界でもあります。食品は過酷なレッドオーシャンですから。新規で食いこむのは多くのエネルギー要ります。
問題は、「なぜその3つのキーワードで同じだと言い切れるのか?」
お客様は、いろんな方々がいらっしゃるでしょう。でも、卵に関してのナレッジはほぼないので、そういった安易なキーワードになると思うのですが、ちょっとコミュニケーションが浅いな、と思い始めてきました。
「平飼い」だからいいのでしょうか
平飼いでも病気になるやつはいますし、ケージ飼いでも健康に生きる鶏もいます。
「有精卵」だからいいのでしょうか
長くなるので書きませんが、僕の持論では、関係ないです。
「地鶏」だからいいのでしょうか
指定された品種を平飼いで飼えば、なんでも地鶏です。ぶっちゃけ誰でもできます。
他にも、「こだわりの」だの、「非遺伝子組み換え穀物不使用」だの、「のびのび」、「甘くて濃厚」、「料理が美味しい」、「生産者の顔が見える(これ本当に何なの?)」,etc…..etc……..
などといった、生ぬるい曖昧な言葉を使ってきます。僕たちもそんな言葉を使ったほうが楽なんですけどね、、、なんかもう、疲れちゃいました。ていうか、もう飽和状態です。
僕たちは、もうシンプル「中身の事実」を訴えることにしました。
100%国産の非遺伝子組み換え原料を集めたこと、
高知の原材料、そして自分たちで作ったものはこれこれで、それらを循環させている、ついでに、平飼いです。
だから、本当に高知の地鶏と言えます。
もう、王道しかないのです。
キーワードだけでも、想像できるかもしれませんが、それは真実と同じではないかもしれません。
それを考えるのは非常につらい事ですが、逃げていては「ごまかし」になってしまうので、一つずつ向き合っていきます。
誰だって、食品バブルの片棒は担ぎたくないのです。
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